クァルテット ベルリン・トウキョウの真摯な演奏は、音楽への愛情と熱意が強く伝わってくる感動的なものです。ー細川俊夫
クァルテット ベルリン・トウキョウ
2011 年、武生国際音楽祭出演を機に結成。
オルランド国際コンクールにて優勝と聴衆賞受賞をはじめ、ARD ミュンヘン国 際コンクール、ボルドー国際コンクール、フランツ・シューベルトと現代音楽 国際コンクール、カール・ニールセン国際コンクール、Irene Steels-Wilsing Stiftung コンクール、ヨゼフ・ヨアヒム国際コンクール、サリエ リ・ツィネッティ国際コンクール、YCA オーディション等にて多数受賞。
これまでにベルリンフィル、コンセルトヘボウ、トーンハレ、NDR、リールオ ペラ座、イエスキリスト教会、在独日本大使館、ベルリン日独センター等での 演奏の他、SWR、NDR、SRF、NHK 等のラジオでも放送される。幅広いレパー トリーを持ち、ヨーロッパ各地の音楽祭(ハイデルベルクの春、エクサンプロヴ ァンス、オスロ、ホルツハウゼン城、ゴスラー、ラインヘッセン、ダヴォス、 ヒッツァカー等)に頻繁に出演。青山バロックザール賞、エクサンプロヴァンス 音楽祭より HSBC 賞 2015 を受賞。
ハノーファー音大でオリヴァー・ヴィレ氏(クス Q)に師事し、修士号を取得。 また E・フェルツ、A・ケラー、D・ワイラースタイン、G・シュルツ、R・シュ ミット、H・ミュラー、アルテミス Q、D・アルバーマン、アルディッティ Q の 各氏の教えも受ける。 数年に渡り松尾学術財団より助成。現在ベルリンを拠点とし、札幌・六花亭ふきのとうホールとベルリン十字教会のレジデンスとしても活動中。
守屋剛志
岡山出身。東京藝大附属高、同大学、同大院修了。ロームミュージックファンデーショ ン奨学生。ベルリン音大ハンスアイスラー卒業。ヴァイオリンを小山洋治、田渕洋子、 椙山久美、浦川宜也、G・プーレ、S・ピカールの各氏に、室内楽を岡山潔、山崎伸子 の各氏に師事。マルシュナー国際コンクール、シュポーア国際コンクールにて受賞、 日本音楽コンクール第2位及び岩谷賞(聴衆賞)、黒柳賞受賞。青山音楽賞新人賞、 京都芸術祭・京都市長賞、岡山芸術文化賞グランプリ、福武文化奨励賞、エネルギア 音楽賞、マルセン音楽賞受賞。ソリストとして仙台フィル、東京ニューシティフィル、群 馬響、京都フィル、芸大フィル、新ベルリン響等と共演。日本ヴァイオリンより名器特 別貸与者として C・トノーニ(1725)を貸与。
Dimitri Pavlov (ディミトリ・パヴロフ)
ロシア出身。イスラエルに移住し、ロイト芸術中学、ウィゾ芸高にてヴァイオリンと数多 くの室内楽を学ぶ。卒業後、H・シャハム氏に師事。エルサレム音楽センターにてピア ノトリオを結成し、多数ラジオ放送される。メータ音楽学校にて、I・スヴェトロヴァ氏に 師事し、ガートラー四重奏団の一員として多数のコンサートに出演。その後、ベルリン 芸大にて U=M・ハイベルク氏に、室内楽をアルテミス Q に師事。また、M・フリード、 I・グロニッチ、I・コアベルク、E・ヴルフソン、V・グルズマン、S・ミンツ、Z・ブロン各氏の マスタークラスを受講。D・バレンボイム氏芸術監督のウェスト=イースタン・ディヴァ ン管やイスラエル・フィルハーモニー管に招待され出演。
Álvaro Castelló
2003年にセビリア(スペイン)で生まれたアルバロは、8歳で音楽の勉強を始めました。彼はセビリアのバレンボイム・サイード財団で(2017~18年)ヤチェク・ポリシンスキーに師事しました。 2018年、彼はソフィア王立音楽院、BBVA財団ヴィオラ委員長としてディムット・ポッペンのもとで学びを開始しました。彼はハイメ・カステヤノスと「アルベニス財団」から奨学金を授与された。 彼は現在、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でシモーネ・フォン・ラーデン教授のもとで学士号を学んでいます。
彼は、メンデルスゾーン音楽祭(ハンブルク)、トゥリーナ音楽祭(セビリア)、AIMS音楽祭、エル・ヴェンドレルのパウ・カザルス音楽祭、イギリスのIMSプロイセン・コーブなど、ヨーロッパのいくつかの室内楽音楽祭やマスタークラスに参加している。
アルバロはオーケストラ演奏にも大きな興味を持っており、幼い頃からスペインの青少年オーケストラや、欧州連合青少年オーケストラ、グスタフ・マーラー・ユーゲンドルチェスター、ブーレーズアンサンブルなどの国際的なオーケストラやアンサンブルと共演してきました。
彼は、アントワーヌ・タメスティット、タベア・ツィンマーマン、ラース・アンダー・トムター、ローレンス・パワーなどのヴィオラ奏者からマスタークラスを受けてきました。室内楽の分野では、ヴォルフガング・レディク、マルタ・グリヤス、アレクサンダー・ヤニチェク、デニス・ゴールドフェルドなどのアーティストと共演。
ソリストとして、アルバロはベルリン・フィルハーモニーでシンフォニエッタ92とマルティヌーの「狂詩曲協奏曲」、セビージャ・オルケスタとバルトークのヴィオラ協奏曲、マドリードの王立歌劇場でブリテンの「ラクリマエ」を演奏している。
アルバロは、リャネス・ヴィオラ・コンクール2023とビーゴ・コンクール2020で第1位を受賞しました。
松本瑠衣子
札幌出身。桐朋学園子供のための音楽教室、桐朋女子高音楽科、同大学ソリストデ ィプロマを経て、ベルリンハンスアイスラー音大と同大学院にてディプロムとマスター を取得し首席で卒業。チェロを上原与四郎、毛利伯郎、C・ボホルケス、D・ゲリンガス の各氏、室内楽を加藤知子、原田幸一郎、E ・フェルツ、アルテミス Q の各氏に師事。 札幌ジュニアチェロコンクール、日本クラシック音楽コンクール、JILA 音楽コンクール、 全日本ビバホールチェロコンクール等にて多数入賞。旭川ウィーン国際弦楽セミナー 優秀賞、いしかわミュージックアカデミーIMA 音楽賞を受賞。ソリストとして国内外の オーケストラと多数共演し、室内楽シリーズにも多数出演。平成25年度文化庁新進 芸術家海外研修奨学生。
【主な活動・受賞歴】
2011年 武生国際音楽祭に出演。
2012年 ARDミュンヘン国際コンクール弦楽四重奏部門にて特別賞
「Förderpreis der Jeunesses Musicales Deutschland」を受賞。
2013年 松尾学術財団、併せてOttilie-Selbach-Redslob財団より助成。
サリエリ・ツィネッティ国際室内楽コンクール(イタリア)で第2位、併せて聴衆賞を受賞。
2014年 「ハイデルベルクの春」音楽祭(ドイツ)に出演。
松尾学術財団より助成。
日本ツアー開催。
エクサン・プロヴァンス音楽祭 (フランス)にレジデンスアンサンブルとして出演。
オルランド国際室内楽コンクール(オランダ)にて優勝。併せて聴衆賞受賞。
オスロ国際室内楽音楽祭(ノルウェー)に出演。
アムステルダム・コンセルトヘボウ(オランダ)にてデビューリサイタル。
YCAオーディション(アメリカ)にて第2位入賞。
Irene Steels-Wilsing Stiftungコンクール(ドイツ)にて第3位入賞。
青山バロックザールより、青山バロックザール賞を受賞。
2015年 フランツ・シューベルトと現代音楽国際コンクール (オーストリア)にて第3位賞。
日本ツアー開催。
NDRラジオ放送に出演。
ラインヘッセン音楽祭(ドイツ)に出演。
カール・ニールセン国際室内楽コンクール(デンマーク)にて第2位、併せて「カール・ニールセン
賞」を受賞。
エクサン・プロヴァンス音楽祭(フランス) にレジデンスアンサンブルとして出演。
エクサン・プロヴァンス音楽祭より「HSBC賞2015」を受賞。
2016年 松尾学術財団より助成。
日本ツアー開催。及び、六花亭・ふきのとうホールのレジデンスクァルテットに就任。
ヨゼフ・ヨアヒム国際室内楽コンクール (ドイツ)にて第3位入賞。
ボルドー国際弦楽四重奏コンクール(フランス)にて特別賞を受賞。
ヒッツァカー音楽祭(ドイツ)に出演。
2017年 松尾学術財団より助成。
日本ツアー開催。
ラインヘッセン音楽祭(ドイツ)に出演。
ダヴォス音楽祭(スイス)に出演。
トレカスターニ音楽祭(イタリア)に出演。
SWRラジオ放送に出演。
2018年 松尾学術財団より助成。
日本ツアー開催。
NHKラジオ放送に出演。
ダヴォス音楽祭(スイス) に出演。
2019年 イタリアのレ・ディモーレ・デル・クァルテットのネットワークに加えて頂き、招待して下さる ことになりました。
VDSQのメンバーになりました。
守屋剛志
(ヴァイオリン)
Carlo Tononi 1725
(株)日本ヴァイオリンより貸与
ディミトリ・パヴロフ
(ヴァイオリン)
Jean-Baptiste Vuillaume 1874
Worpswede財団より貸与
アルバロ・カステッロ
(ヴィオラ)
松本瑠衣子
(チェロ)
Ernesto Pevere 1935